MORYO通信 ~Urbs Communication~

本を読んで勝手にいろいろ言います

卑劣なハッシュドポテト差別ラジオ舞元力一を許すな!

当記事はユーモア記事であります。書かれている文章は、ラジオ内で紹介されたお便りおよび語られたトークの内容を除いて全てフィクションであり、著者の意見でないことをあらかじめご了承ください。過激な表現を含みますので、一部の方は当記事を読むことで気分が害される可能性があります。そういった方は、ブラウザバックをしていただきますよう勝手ながらお願い申し上げます。

 

卑劣なハッシュドポテト差別主義ラジオ舞元力一を許すな!

ことの発端は2月24日放送の舞元力一、「再評価をお願いします」のコーナーである。

こちらに送られてきた「ハッシュドポテト。もっと全面的に押していくべき。フライドポテトより絶対美味しいから。自信もって!」というお便りに対し、真っ向から否定的な意見をぶつけ、「フライドポテトの前では弱い」とパーソナリティの舞元啓介氏(34歳、農家)とジョー・力一氏(年齢不詳、自称ピエロの男)の二名は両断した。

 

これはまったくもって許されざる悪であり、我々は彼らの罪を厳しく追及していかなければならない。

 

まず第一に、投稿者も問題である。ハッシュドポテトとフライドポテトを対立する二項とする時点で論外だ。ハッシュドポテトを推進する立場の人間でさえそのような発言をするという現実に私は目を覆うばかりである。

ハッシュドポテトとフライドポテトは原材料と調理法が同じであるだけであり、まったく違うもので、スパゲッティとマカロニを比較し優劣をつけるのとまったく本質は変わらない。

後者の比較であれば一目で精神的に未成熟、あるいは浅薄な愚か者の発言であると簡単に理解できるはずであろうが、ことハッシュドポテトとなるとその理解までに時間がかかるというこの現実を鑑みて、日本という国がハッシュドポテトをいかに自然的に差別しているかということがわかる。

これはルサンチマン的な側面を強く持っており、ハッシュドポテトの社会的立場が、現状ではまだ弱いがゆえに起こった悲劇である。我々はこういった現代日本人の歪んだハッシュドポテトに対する認識も変えていかねばならない。

 

さて、この卑劣な差別主義者舞元啓介のお便りに対する第一声は、「いや、ハッシュドポテト(フライドポテトと言い間違えた)には勝てない」というもので、これは端からフライドポテトとハッシュドポテトが対立する二項であると決めつけ、かつハッシュドポテトはフライドポテトよりも「下」であるとする、断じて許しがたいレイシストの発言である。

ハッシュドポテトにもいいところがたくさんあるし、フライドポテトと比較する必要なんてない」と回答するのが良識ある大人の行動だろう。この第一声を聞くだけでも、彼の後進的な精神性が見て取れる。

 

彼らの口ぶりでは、フライドポテトがハッシュドポテトよりも優れているという価値観を持っている人間こそが善良かつ正常な人間であるといった風に聞こえる。つまり彼らはハッシュドポテトの生産者およびハッシュドポテトが好きだという人間を下劣で下等な生物だとし、ハッシュドポテトの生産者およびハッシュドポテトが好きな人間に対してまったく配慮のかけた、エンターテイメントの舞台に立つ人間として到底ふさわしくない、最低限のモラルも守れていないような差別的発言をしたのである。

この卑劣な差別主義者の、狭量な世界で育った貧困かつ粗悪な価値観によって決めつけられた優劣など、何のエビデンスもないまやかしであり、彼らのような悪辣な悪魔崇拝者の発言が世界中に拡散されているというだけでも全身の毛がよだち、めまいのする思いである。

 

また会話の中で力一氏は「なんとかフライドポテトにハッシュドポテトを勝たせてあげよう」と、あからさまにハッシュドポテトそのものに力がないと決めつけ、現状においてハッシュドポテトがフライドポテトに負けているといった差別発言をした。

これは差別主義者の行うもっとも代表的な差別の一つで、「我々(優位の者)がハッシュドポテト(劣位の者)を助けてあげよう」などという、本来そこに優劣がないにもかかわらず、あたかも自分たちが優位者であるかのような発言を行うというものである。ここから、彼ら卑劣な差別主義者たちの尊大かつ傲慢な勘違い甚だしい自惚れによる差別意識が強く感じられる。

 

そもそもとしてハッシュドポテトは現状のままでも十分に食物として優秀である。まず第一にその食べやすさが挙げられる。大判のものであれば女性やお子様の小腹を満たすには十分な量があるにも関わらず、ものの1分もしないうちに食べ終えることができる。また油と炭水化物がその主たる内容物であるため、一緒にナゲット(たんぱく質)等を買えば三大栄養素の全てを摂取することができる、つまり完全食のひとつである。これは他の食物と比較してみても大きなアドバンテージであるといえよう。

そして、刻まれた芋のほくほくかつザクザクとした面白い食感が魅力として挙げられる。このような食感をした食物は世界広しと言えどハッシュドポテトオンリーワンの強みである。「ほかの料理に組み合わせよう」と言って、シロップにくぐらせようだの、チーズを乗せてピザにしようだの、アレンジをしてその強みを消し去ろうという、黒人に漂白剤をかけるのと同じような差別行為を平気な顔で行う卑劣な差別主義者たちは、ハッシュドポテトの強みを理解できていない、畜生にも劣る乏しい感受性を持つ外道であると言わざるを得ない。

 

以上の事柄から、彼らが極悪非道の差別主義者であることが理解できただろう。

なお、ほかにも彼らは過去に動物園から動物を盗み出そうとしたり、デジモンペンデュラムを他人に食べさせようとしたり、貞操を守っている人間を衆目のもとに晒し、つるし上げては嘲笑したりと、舞元力一のバックナンバーを見れば、およそ人道から外れた思想を持っていると簡単に理解できる。また、毎回一目でわかるようなお粗末なフェイクニュースを世間に発表し、情勢を混乱させるような、社会の危険分子となるに足りえる活動も行っている。

 

そして最も許せない悪というのは、もちろん舞元力一第30回において、ハッシュドポテトはフライドポテトよりも劣っているなどという誤ったプロパガンダを民衆に植え付けようとしたことにほかならない。

ここでもう一度言わせてもいただきたい。

 

卑劣なハッシュドポテト差別ラジオ舞元力一を許すな!

 

我々は立ち上がらねばならない。

彼ら卑劣なるハッシュドポテト差別主義者に正義の鉄槌を下さねばならない。場合によっては武力の行使すら辞さず、徹底的に抗戦する気概でいる。

 

まず手始めに彼らに対しハッシュドポテトを送り付けることを考えたが、いちから株式会社の規約によって、食べ物を送ることができないためこれは断念した。

続いて不買運動である。舞元啓介氏は農家であるので、この記事の賛同者である皆様には青果店で野菜を買わぬようお願い申し上げる。また力一氏はピエロであるので、逆転裁判2の購買を極力控えるようにお願い申し上げる。

 

 

我々は卑劣なハッシュドポテト差別主義者たちと戦わねばならない。

ああ、勇敢なる同士諸君よ! 今こそ剣を取り立ち上がる時だ。我々は近いうちに朝10時以降のマクドナルドに押し入り、ハッシュドポテトの提供を要求するものとする。

貴様らの命の蝋燭は短いものと知れ、卑劣なるハッシュドポテト差別主義者たちよ!

 

 

追記

ジョー・力一氏がZepp Nagoyaで行われたライブで米米CLUBの『ア・ブラ・カダ・ブラ』を歌ったので、この件は不問とする。

 

 

追記の追記

当記事はジョークで書かれたものであります。また、冒頭にもある通り、著者は当記事中のような思想は一切持ち合わせていないので、ご理解のほどをお願い申し上げます。

 

ちなみに、当記事を書くにあたって参考にした(と言っていいかはわからないが)のは、彩図社から出版されている『文豪たちの悪口本』。堪能な語彙と表現力による罵言は一種のエンターテイメントである、と私は思っています。ぜひ興味のある方は手に取ってみていただきたい。今までの自分が、人を罵るときにいかに凡庸な表現を用いていたかを実感できるはずです。

 

最後にもう一度繰り返しますが、当記事の内容はジョークであり、ラジオ内のトーク内容を除いて全てフィクションであります。賢明な読者の皆様におかれましては、まさかこの記事を真に受けてしまうような愚劣な判断力しか持ち合わせていない方などおられないと思っておりますが、改めてご確認のほどを……。

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