MORYO通信 ~Urbs Communication~

本を読んで勝手にいろいろ言います

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麺屋舞元 いざ尋常に、拉麺勝負! 『かいけつゾロリ あついぜ! ラーメンたいけつ 著 原ゆたか』

ラーメンはなぜこれほどまでに人を惹きつけるのか。 20世紀はじめに本格的に日本に渡ってきてからというもの、著しい成長を見せてさまざまな発展を遂げてきた。中華料理から独立して日本食の一つとして数えられるようになったラーメンは、もはや日本人のソウ…

メリッサ・キンレンカ 蝶のように、あるいは蜂のように 『スワロウテイル 著 岩井俊二』

ネットにおける歌ってみたという文化が発達したのは、今から10年以上も前の話だろうか。 当時はニコニコ動画全盛のころで、この文化の興隆によって多くの才能が発掘されていった。今までは実力がありながらオーディションに落ちてしまったり、路上ライブ等の…

セフィラ・スゥに学ぶ占星術 『占星術殺人事件 著 島田荘司』

私はかに座である。 あまり占いに頓着しない方なので、いつぞやのTwitterトレンドに「かに座1位」が上ったことで初めてかに座が占いでは比較的アンラッキーな位置にいることを知り、せっかくの1位なのにモヤモヤした気分になった。 幼少期に見ていたベイブレ…

文野環 吾輩は野良猫である 『完全犯罪に猫は何匹必要か? 著 東川篤也』

猫とは不思議な生き物である。 気まぐれで、神出鬼没で、何を考えているのかわからない。 小さいころはよく住宅街で何匹も野良猫を見つけたものだが、近年はその姿もめっきり減ってしまった。もちろん、さまざまな事情があるのだろうと理解はしているが、や…

バーチャル書家・ぴろぱる 書道は自由で、楽しく、無限だ。 『ばらかもん 著 ヨシノサツキ』

昔、書道をやっていた。 物心がつく前から毛筆で文字を書かされていて、高校を卒業する前には師範の免許を取った。英検や漢検のようなスキルを持っていない私は、この書道師範の資格に何度救われてきたか知れない。そういった点で、私は書道というものに感謝…

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